ロシアによるウクライナへの軍事侵攻からきょうで3年です。これまでに双方の兵士合わせて12万人以上が死亡、ウクライナの民間人1万2000人以上が死亡するなど犠牲者は増え続けています。

追悼に訪れた女性 「ここに来たのは、兵士やその両親、子どもたちに感謝を伝えたいからです」

 23日、キーウ中心部の独立広場には亡くなった兵士を追悼するため多くの人が集まっていました。

 アラ・イエギザロフさん(75)は去年、東部ドネツクの戦闘で対戦車ミサイル部隊に所属していた息子のドミトロさん(52)を亡くしました。

息子を亡くしたアラさん 「息子は戦車などを撃破した20分後に亡くなりました。3人の子どもがいたのに。これ以上多くの人に死んでほしくないです」

 アメリカのトランプ政権は早期停戦を目指しロシアとの協議を行う姿勢を見せていますが、先行きは見通せない状況です。

 「戦争はもうたくさん」と3年に及ぶ戦いに声を挙げる一方で、戦争に負けるとどうなるのか、市民には不安や失望を隠さない人が多くいます。