ドイツで総選挙が行われ、移民政策の厳格化などを訴える最大野党が政権復帰する見通しです。「反移民」を掲げる極右政党は第2党に躍進しました。

 23日の連邦議会選挙では、最大野党で中道右派の「キリスト教民主・社会同盟」が3割近い得票で第1党になり、政権交代が確実です。

 次期首相へ最有力のメルツ党首は、移民政策の厳格化やウクライナの支援強化を訴えています。

 ショルツ首相が率いる社会民主党は3位に低迷しました。

 2位に躍進したのは、「反移民」を打ち出す極右政党「ドイツのための選択肢」で、今後の政権への関わり方が焦点です。