宮城県石巻市の大川地区では、全国からのボランティアなどが参加して、東日本大震災から14年となる3月11日の追悼行事の準備が進められています。
震災で児童・教職員合わせて84人が犠牲となった大川小学校では、3年前から当時の在校生と同じ108本の竹灯ろうに明かりをともす「大川竹あかり」が開かれています。
23日は遺族や地区の住民、ボランティアなどおよそ80人が参加し、小学校近くの林から切り出した竹にドリルで穴を開けたり、ブラシで表面を磨く作業にあたっていました。
ボランティア(仙台から)「実際に灯りがともったら、どんな風景になるのか想像しながらやっていました」
ボランティア(東京から・大学生)「私は実際に被災した訳ではないんですけど、こうやって現場に来て思うこともあるので、私たちが(記憶のある)最後の世代として伝えられたらと思います」
大川竹あかり佐藤和隆共同代表「14年前の悲劇を繰り返さないために、少しでも防災というものに一人ひとりが意識を持ってくれればと製作をしています」
「大川竹あかり」は、3月11日の午後5時半から開催されます。