障害の有無に関わらず子どもたちが中心となって接客や販売を行うマルシェが仙台市泉区で開かれ、家族連れなどでにぎわいました。

 24日、泉区の商業施設「BRANCH仙台WEST」で開かれたマルシェでは、たんの吸引など医療的なケアを必要とする「医療的ケア児」や地域の子どもたちなど38人が接客や販売を行いました。

 「あべこべマルシェ」という名前には、「働くのは障害のない大人」というイメージを覆し、障害の有無に関わらず働く体験を通じて子どもたちが将来を考えるきっかけにしてほしいという思いが込められています。

 会場では地元の食材を使ったキッチンカーが出店したほか、障害のある子どもたちが描いた絵画なども販売されました。

 障害のある子の親「知的障害がある子でも受け入れてくれる環境がとってもありがたいです」

 また、手話の体験ができるブースでは、訪れた人たちが「おはよう」や「ありがとう」といった手話に挑戦していました。

 手話体験をした人「(手話を)やったこと無いことが体験できたので良かったです」

 NPO法人UBUNTU荒井綾子理事長「障害を持った子でも同じように働くことができると気づいてほしいというのが一番にあるので、それが少しずつ広まっていったらいいなと思います」

 次回のマルシェは秋ごろに開催の予定です。