25日から全国の国立大学で2次試験がスタートしました。なかでも国内最難関「東京大学」の理科三類を目指してきた受験エリートの進路目標に今、時代の変化が起きています。

受験生 「(Q.どんなモチベーションでここまで勉強してきた?)シティガールになるぞっていう気持ちで」 「やっぱ東大やべえなって。全力を尽くします」

 25日から始まった、国公立大学の2次試験。志願者はおよそ43万人。不安と緊張を胸に臨みました。

 そのなかでも日本「最難関」として知られるのが“東京大学理科三類”、通称「理三」。

 毎年、開成高校、桜蔭高校、灘高校など、全国からトップレベルの優秀な受験生が大集結。

 選び抜かれた人だけが、その門をくぐることを許されます。

 そして、そんな戦いを勝ち抜いた東大理三の学生の多くは、その後「医学部」に進学、「医者」を目指すのが王道のエリートコースでした。

 ところが、今、トップの高校生たちの「何がなんでも東大理三に」という風潮が変わりつつあるというのです。

 2013年、27人が理三に合格し、実に「4人に1人が灘高卒」とメディアで持て囃されていた灘高校。その合格者数は減少し、去年は12人にとどまりました。優秀な学生たちの理三離れの理由は一体。

 ネットでは…。

Xから 「東大理三に楽々合格するような天才たちを世界と戦うための技術開発者に投じてほしい」 「理三の天才が医学部に行ってしまえば、天才的能力を生かす機会を奪われてしまう」