イランの外相は、トランプ政権が制裁を続ける限り、核問題においてアメリカと直接交渉する可能性はないとの考えを明らかにしました。
イランのアラグチ外相は25日、首都テヘランでロシアのラブロフ外相と会談しました。
アラグチ外相は会談の中で核問題についても協議したとしたうえで、「中国とロシアと協議し我々の立場を調整している」と述べました。
さらに、「このように『最大限の圧力』が掛けられている限り、核問題に関してアメリカと直接交渉する可能性はない」との考えも明らかにしています。
トランプ大統領はイランの核開発を阻止するため制裁の強化など「最大限の圧力」を掛けるとした政策に署名しています。
24日にはイラン産の原油を密輸した船舶などに制裁を科したばかりです。