日本維新の会は都内で党大会を開き、「与党の過半数割れ」などを目指す2025年の活動方針案を決定しました。「さらなる公約の達成」も掲げています。
党の看板政策となる「教育無償化」を与党にのませるなど、吉村代表はじめ執行部はここまでの成果を強調し、意気込んでいます。
日本維新の会 吉村洋文代表 「批判を恐れず、反論を恐れず、選挙を恐れず、すべては次世代のために、この軸の下で現実を変えていく。これは皆さんとともにやりたいと思います」
党大会では夏の参議院選挙で与党の過半数割れを実現するなどとした新たな活動方針を決定しました。
また「与党過半数割れの状況を最大限に生かして公約を実現する」とも明記し、吉村代表は「これからは社会保障改革だ」と強調しました。
ただ、熱のこもる執行部に対し、内部からは「一部だけで政策を決めている」などの不満も噴出していて、党内基盤は固いものではありません。
さらに、地方組織では不祥事も相次いでいて、「失点が多すぎる」とベテラン議員の嘆きの声も聞かれます。
関西から全国への党勢拡大に向けても党のガバナンス強化が課題となってきそうです。