宮城県の多くの高校で卒業式があり、今年度で100年あまりの歴史に幕を閉じる大河原商業高校でも、最後の卒業生が巣立ちました。

 大河原商業高校では、全日制と定時制合わせて101人が卒業します。

 卒業生は一人ひとり名前を呼ばれ、代表者が卒業証書を受け取りました。

 菊地潤校長は「学校や建物が無くなっても、家族であることに変わりはない」と挨拶。

 生徒を代表し、大槻龍飛さんが、「学校の一員になれて、感謝と誇らしい気持ち」と述べました。

【卒業生 代表 大槻龍飛さん】

「3年生になってからは全ての出来事に『大商最後の』という言葉が付き、1日1日が特別なものとなりました」】

【卒業生 村上直樹さん】

 「一言でいうと、とても寂しく思います。大人になってから、将来できる家族などにこういうところを卒業したと話ができないのはちょっと」