アメリカのトランプ大統領はウクライナのゼレンスキー大統領から和平に向けた交渉に応じる用意があるという書簡を受け取ったと明らかにしました。

アメリカ　トランプ大統領 「殺し合いを止める時がやってきた。無意味な戦争を終わらせる時がきたのだ。戦争を終わらせたいのなら、双方が話し合わなければならない」

　トランプ大統領は4日、連邦議会で行われた施政方針演説で「ウクライナにおける野蛮な紛争を終わらせるために精力的に取り組んでいる」と述べ、和平実現に向けた自らの努力を強調しました。

　トランプ氏はゼレンスキー氏から「和平に向けた交渉のテーブルにできるだけ早く着く準備ができている」「鉱物資源を巡る合意に署名する用意がある」との書簡を受け取ったと明らかにしたうえで、ゼレンスキー氏に感謝すると述べました。

　また、ロシアからも「和平に向けた準備ができているという強いシグナルを受けている」と述べ「無意味な戦争を終わらせる時がきた」と強調しました。

　トランプ氏はゼレンスキー氏との首脳会談の決裂後、ウクライナへの軍事支援を一時停止していますが、今後、ゼレンスキー氏との再会談や鉱物資源を巡る協議を再開させる可能性があります。