ウクライナのゼレンスキー大統領はアメリカのトランプ大統領との再会談につながる可能性のある「前向きな動きがあった」と述べ、歓迎する意向を示しました。

 ゼレンスキー大統領は5日、声明で「ウクライナとアメリカのチームが会談に向けて動き始めた」と明らかにしました。

 「前向きな動きがあり、来週、最初の結果が出ることを期待している」と述べ、アメリカとの協力関係の前進を示唆し、トランプ大統領との再会談につながると期待されています。

 一方、フランス政府の報道官は5日、マクロン大統領がイギリスのスターマー首相とともにゼレンスキー大統領と近く訪米し、トランプ大統領と会談する予定だと話しました。

 直後にフランス大統領府が「計画されていない」と否定しましたが、両者の関係改善に向けた各国の働き掛けが続いているものとみられます。

 トランプ大統領とゼレンスキー大統領は先週、会談が物別れに終わり、アメリカによるウクライナへの軍事支援が停止されています。