自民党は党大会を開き石破総理大臣は、夏の参院選の勝利に向けた結束を呼び掛けました。

 (政治部・飯山雄矢記者報告)  石破総理は、信頼回復に向けて謙虚さを強調しました。

石破総理大臣 「丁寧に弱い人、苦しい人、つらい人、そうした人たちの声を聞き、国民に最も近い自由民主党。それが信頼を回復する唯一の手だてだ」

 高額療養費制度の見直しを巡っては、参議院の改選組におされる形で一転「凍結」となり、執行部内からは「最初からやめるべきだった」「ガバナンスがきいていない」などと不満が出ています。

 また、参院選に向けては「野党の言うことばかり聞いていたら到底勝てない」という声も上がります。

 後半国会では「企業・団体献金」や「選択的夫婦別姓」など、与野党で対立する法案の審議が続きます。

 参院選に向けて各党のアピール合戦となるなかで落としどころを見つけるのは困難で、党内の結束がゆらぐなか、石破総理は引き続き難しいかじ取りを迫られます。