アメリカとウクライナの高官協議で、ウクライナ側がロシアとの部分的な停戦を提案する予定だとイギリスメディアが報じました。
フィナンシャル・タイムズは9日、ウクライナ側がドローンやミサイルでの長距離攻撃と黒海での戦闘を対象にロシアとの部分的な停戦を高官協議でアメリカ側に提案する方針だと報じました。
この協議は11日にサウジアラビアで開かれる見込みです。
ウクライナはアメリカとの関係修復を優先し、アメリカが一時停止した軍事支援や軍事情報の共有が再開されることを期待しているということです。
記事では、トランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談が物別れに終わったことにより、ウクライナは安全の保証を得てから停戦を推進するという従来の方針を変更せざるを得ないと指摘しています。
高官協議に先立ち、ゼレンスキー大統領は10日にサウジアラビアを訪問し、サウジアラビアのムハンマド皇太子と会談する予定です。