10日の日経平均株価は下落から始まり、取引開始から30分で前の営業日を割り、一時300円近く値を下げました。
その後は、先週下落していた半導体銘柄を中心に買い戻す動きが出たため徐々に回復し、終値は先週から141円高い3万7028円でした。
節目の3万7000円台を回復しましたが、専門家は市場心理の悪化を指摘します。
東京海上アセットマネジメント運用本部 エグゼクティブ・エキスパート 中川喜久氏 「日本だけが利上げをしている。そこを懸念して嫌がっている投資家が多いと聞く」
今後の注目は、18日から開催される日銀の金融政策決定会合です。
中川氏 「トランプ(大統領の)関税は経済にマイナスと理解しながらも(日銀は)利上げをするという、そういう意味では“ダブルパンチ”というか(関税と利上げ)両方悪い材料になっている。来週の政策決定会合でどのような見通しが示されるか、利上げするかも含め非常に注目」
(「グッド!モーニング」2025年3月11日放送分より)