日経平均株価は10日より400円余り値下がりして取り引きが始まりました。下げ幅は一時、700円を超えました。

 取引時間中に3万6000円台前半となるのは去年9月以来、約半年ぶりです。

 中国が今月10日、アメリカから輸入する農産品への報復関税を発動して米中の貿易戦争に伴う景気の悪化懸念が高まりました。

 また、トランプ大統領が年内の景気後退の可能性を否定しなかったことなどから、アメリカの株式市場で主要3指数が今年最大の下げ幅となった流れを受けています。

 円相場が1ドル=146円台後半と円高傾向で推移していることも影響しているとみられます。