神奈川県藤沢市でシラスを食べた12人が嘔吐(おうと)や下痢の症状を訴え、市はノロウイルスによる食中毒が発生したと発表しました。同じシラスの購入者はおよそ1100人に上るということです。
藤沢市によりますと、シラスなどを販売する「浜野水産」から、「13日に生シラスを購入した客から体調不良の連絡があった」と保健所に連絡がありました。
市が確認したところ、13日と14日に製造された「生シラス」と「釜揚げシラス」を食べた12人に嘔吐や下痢などの症状があり、そのうち9人の便からノロウイルスが検出されたため、食中毒と断定しました。
同じ「生シラス」と「釜揚げシラス」の購入者はおよそ1100人に上り、患者は増える可能性があるということです。
浜野水産は17日から営業を自粛していますが、市は施設の消毒や食材を廃棄させるために営業禁止処分としました。
浜野水産は「徹底した原因調査および安全衛生管理体制の強化、再発防止に取り組んで参ります」とコメントしています。