宮城県大和町の工芸品、台ヶ森焼が宮城県の伝統的工芸品に指定されました。1990年以来、35年ぶりの指定です。

 台ヶ森焼は、大和町吉田台ヶ森で取れる亜炭や白磁を含む土を使い独特の色合いを生み出すことが特徴の陶磁器です。

 台ヶ森焼は1972年に安部元博さんの父親、勝斉さんが始め元博さんら地域の人たちが引き継いでいます。

 日常生活で使われていることや、手作りの伝統的な技術で作られていることなどが認められました。

 安部元博さん「35年ぶりに指定をいただいたということで、結構身の引き締まる思いではあるのですが、大変うれしく思います」

 宮城県の伝統的工芸品には、これまで仙台箪笥や堤人形などが指定されていて、台ヶ森焼の指定で19品目になります。