埼玉県警の吉川警察署で安置していた男性の遺体を葬儀会社に引き渡す際に、誤って別の女性の遺体を引き渡していたことが分かりました。
埼玉県警は吉川警察署の霊安室で安置していた遺体について先月、葬儀会社に引き渡す際に誤って別の遺体を引き渡していたと発表しました。
警察によりますと、本来引き渡すはずだった60代の男性の遺体ではなく、70代の女性の遺体を引き渡していました。
女性の遺体は、すでに火葬されています。
引き渡しを担当した吉川署勤務の男性警部補(39)と男性巡査(26)が遺体に取り付けられている識別札や目視での遺体の確認作業などを怠っていたことが原因だということです。
埼玉県警は「ご遺族には、さらなるご心痛を与えてしまい誠に申し訳ありません。職員に対する指導を徹底して再発防止に努めて参ります」とコメントしています。