USスチールの買収問題が日米間の懸案となっている日本製鉄が入社式を行いました。今井社長は国内外のマーケットでナンバーワンをともに目指そうと檄(げき)を飛ばしました。
日本製鉄 今井正社長 「製鉄事業においてはグループ電炉を含めた国内生産体制の強化と海外ではインド、ASEAN(東南アジア諸国連合)、そしてアメリカではUSスチール社との合併を進めているところです」
今井社長は新入社員へのメッセージのなかで、成長戦略の柱となっているグローバルな事業展開の一つとして「USスチールとの合併を進めている」と買収について触れました。
一方で、日本製鉄としては初めての試みとして入社式に著名人を呼び、質問コーナーを設けるなどのイベントも行いました。
いわゆる「総合職」として入社した245人は本社で2週間、その後は茨城県鹿島や千葉県君津の製鉄所の現場で5月いっぱい研修を行い、その後、全国に配置されていくということです。