新年度スタートで何が変わる。家計に様々な影響が出るなか、水道料金が4割アップする自治体も。

■“水道料金4割増”店ピンチ

 1日から各地で新しい生活が始まりました。

 山火事で別の小学校に間借りをしていた岩手県大船渡市の綾里小学校。

綾里小学校 渡辺信子校長 「8人の新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます」

 今は元の校舎に戻って無事、入学式を迎えることができました。

 出会いと新しい生活の春は値上がりの春でもあります。

 各地で水道料金も値上がりです。中でも埼玉県本庄市は約4割の値上げ。飲食店には、かなりの痛手です。

 梅やしゃけといった定番のものから、あぶり高菜焼き豚といった九州地方の具材をつかったものなど、様々なおむすびを出している「おむすび屋さん」です。

 コメを研ぐのに使うのはもちろん、炊くのにもたくさんの水を使います。

恩むすび 店主 廣川高栄さん 「お米を炊くのに一気に炊くというか、1升ごとに炊いているので、1回炊く水の量は1.5リットルぐらい」

 それを一日に3回から4回炊くそうです。

恩むすび 店主 廣川高栄さん 「2カ月で2万円ちょっとだったのが今後40%上がると3万近くになっちゃう。いやぁー痛手です。痛手でしかない」

 ただ、原材料の高騰で最近、値上げをしたばかり。

恩むすび 店主 廣川高栄さん 「店がやっていけるのか心配ですけど、これ以、上値段は上げたくない」

 家庭にとっても痛手です。

市内在住の女性(20代) 「お母さんが文句言ってました。『40%だから水節約してね』みたいな」

市内在住の男性(20代) 「車好きで洗車とかいっぱいしていたけど、40%(値上げ)となると洗車は月に1回とかに減らそうかなと」