アメリカから中米エルサルバドルに誤って強制送還された移民の男性について、アメリカ司法省は「生存している」と明らかにしました。
トランプ政権は先月、犯罪組織のメンバーらをエルサルバドルに国外追放した際、強制送還が免除される保護資格を持つ移民の男性を誤って送還していました。
この男性についてアメリカの司法省は今月12日、凶悪犯罪に関わったギャングのメンバーなどを収容する「『テロリスト監禁センター』に移送された」「生存していて、安全だ」と明らかにしました。
CNNなどによりますと、「テロリスト監禁センター」は劣悪な環境で有名で、アメリカからの送還者と有罪となったギャングが同じ環境下で生活しているということです。
政権側は「行政上の手違いがあった」とし、誤って送還されたことを認めていますが、男性の身柄がアメリカにないため帰国させることはできないと主張しています。