政府は、石破総理大臣が今月27日から30日までベトナムとフィリピンを訪問すると発表しました。中国が南シナ海で覇権主義的な動きを強めるなか、連携強化を図る考えです。

林官房長官 「世界の成長センターであり、戦略的要衝に位置する東南アジアとの関係強化は、日本外交の最優先事項の1つです。人口1億人を超え力強い経済成長を続けているベトナムおよびフィリピンとの関係はとりわけ重要です」

 林官房長官は、安全保障や経済などの分野で「連携の強化を確認する機会としたい」と、訪問の狙いを説明しました。

 石破総理は、1月にも同じ東南アジアのマレーシアとインドネシアを訪問しています。

 林長官は「自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて、首脳外交をさらに積極的に進める」と強調しました。