25日の日経平均株価は一時、800円近く上昇しました。終値は24日より666円高い3万5705円でした。
日経平均株価は、前日のアメリカ市場で主要な株価指数がそろって上昇したことから値上がりして取引が始まりました。
市場関係者は日本時間の早朝に行われた日米財務相会談で、為替についてアメリカ側から水準についての話が出なかったことも安心材料だとみています。
また、中国がアメリカに対する125%の報復関税の一部を撤回するという報道が入ったことで市場の警戒感が和らぎ、外国為替市場では円相場が一時、1ドル=143円台後半をつけるなど円安が進行しました。
これが追い風となり、日経平均も輸出関連株などを中心に買いが広がったとみられます。
市場関係者によりますと、今後もトランプ大統領の発言に左右される状況は変わらないとし、来週に行われる見通しの日米の関税交渉への関心が高まっているということです。