北朝鮮の金正恩総書記は新しく建造された駆逐艦の進水式で演説し、「多目的な水上作戦を遂行できるようになった」と述べ、海軍力の強化を強調しました。

 26日付の北朝鮮メディアによりますと、新しく建造されたのは、5000トン級の新型多目的の駆逐艦です。

 北朝鮮西部の南浦(ナムポ)港で行われた進水式で、金正恩総書記はこの駆逐艦について、従来の対空、対艦能力に加えて「超音速戦略巡行型や戦術弾道ミサイルをはじめ、陸上攻撃作戦能力を強化し、多目的な水上作戦を遂行できるようになった」と強調しました。

 そのうえで「来年度初めに作戦に入る」と説明し、今後は原子力潜水艦の建造を進めていく方針を示すなど、海軍力全体の強化を強調しました。

画像:労働新聞4月26日付