村井宮城県知事は「1日の新規感染者が2000人に迫る恐れがある」と危機感を示しました。
感染の急拡大を受け、県は2月1日から学校現場での部活動の自粛などを盛り込んだ緊急特別要請を行います。
村井知事は31日の会見で、急激な感染拡大に危機感を示しました。
村井知事「このままいくとおそらく1日の新規感染者数は4桁、1000人、2000人という可能性が充分にある。感染者数が増えると分母が大きくなるので、重傷者も必ず多く出てくる。助かる命が助からなくなってしまう」
こうした状況を受け、県は2月1日から1カ月間、県民や学校関係者、事業者に対し「緊急特別要請」を行います。
県立学校に対して部活動の自粛のほか、分散登校や時差登校の検討を求め、各市町村の教育委員会を通じて小中学校にも同様の要請を行います。
また、県が発行する「認証店おうえん食事券」と国の「GoToイート食事券」について、3月末まで利用の自粛を呼び掛けています。
村井知事はワクチンの3回目接種でファイザー製に希望が集中していることについて、国の配分計画では県全体の6割がモデルナ製となっているため、各市町村と協力して交互接種の安全性を県民に周知したいとしています。