8日は中学校でも卒業式が行われました。2021年度で閉校する宮城県気仙沼市の大島中学校では、最後の卒業生が学び舎を巣立ちました。
気仙沼市の大島中学校では8日、卒業生9人と在校生21人、そして保護者らが出席し最後の卒業式が行われました。
式では、卒業生を代表し新妻千里さんが閉校する学校への思いを述べました。
卒業生代表新妻千里さん「私たちの母校が閉校するのは本当に寂しいことですが、大島中学校の歴史の最後の1ページに関われたことを誇りに思います」
大島中学校は昭和22年、1947年4月に開校し、最も多い時で400人以上の生徒がいました。
しかし、現在は30人にまで減少したことや大島大橋の開通で本土に通いやすい環境になったことなどから、3月いっぱいで閉校し本土の鹿折中学校と統合することになりました。
東日本大震災では一時避難所になるなどし、生徒が積極的に避難所運営に携わったということです。
その活動を記した石碑が校舎の入り口に立っていて、今後もこの場所に残されるということです。
20日には閉校式とお別れの会が開かれる予定です。