新型コロナの影響で苦境が続く宿泊施設を応援しようと、宮城県大崎市の鳴子温泉郷観光協会は3割増し宿泊券の販売を始めました。夏休みや紅葉シーズンの利用を見込んでいます。

 鳴子温泉郷プレミアム宿泊券は、1セット1万円で1万3000円分が利用できます。3回目となる今回は、1万7500セットが用意されました。

 観光協会に加盟している42の旅館やホテルなどのうち、利用する施設に連絡して購入する仕組みです。

 乳白色の温泉が人気の東多賀の湯です。ゴールデンウィークは満室でしたが、今は平日を中心に空きがあるということです。

 現在実施されている宮城県民割は、利用できるのが北海道と東北の居住者に限られ、期間も5月末までのため、全国発売のプレミアム宿泊券に期待しています。

 東多賀の湯遊佐由起子さん「心強く思っています。今までも助けていただきましたけど、日本全国どこからでもいらしていただけますので、ぜひ沢山の方にご利用いただきたいと思います」

 プレミアム宿泊券の利用期限は、発行から6カ月または2023年3月21日までで発行した時期により異なります。