関西電力が、蔵王連峰を望む宮城県川崎町に風力発電を計画していることが分かりました。5月末にも計画概要を明らかにするということです。

 川崎町などによりますと、関西電力が風力発電を計画しているのは川崎町の南西部です。規模などについては明らかにされていません。

 関西電力では、計画段階の環境配慮書を5月30日付けで川崎町や宮城県などに提出し計画の概要を明らかにするということです。

 県内では、大規模な風力発電に対し、景観に影響を与えるなどとして反対運動が起きている場所もあります。

 今回の計画について川崎町では「今のところ反対運動などは起きていないので、町としては法令を守って事業を進めてもらえれば」と話してます。

 また関西電力では「計画の取っ掛かりとなる環境配慮書を提出したが、現時点で具体的な計画が決まったわけではない」とコメントしています。