最大クラスの津波が発生した場合の宮城県の新たな浸水想定について、仙台市は8月から避難方法を見直し住民への説明を始める方針を示しました。

 仙台市によりますと、新たな津波浸水想定では宮城野区の中野栄小学校や鶴巻小学校など8カ所の指定避難所が浸水範囲に含まれたほか、震災後、沿岸部に整備した避難の丘3カ所で20センチから50センチほど高さが不足するということです。

 市では当面の間、浸水想定内の指定避難所は2階もしくは3階以上に避難することなどで対応します。

 また、8月から避難方法を見直し、住民への説明を始める方針で、11月5日の津波防災の日には新たな避難方法による訓練を行う予定です。