仙台市が危険と判定した塀が、389カ所に上っていることが分かりました。取り除かれたのは71カ所にとどまっています。

 仙台市は、2018年の大阪北部地震でブロック塀が倒れ児童1人が死亡したことを受けて、2019年度から2021年度まで通学路などに面しているブロック塀など約4万3600カ所を調査しました。

 その結果、地震が起きた際に倒壊の恐れがある危険な塀は、2021年度調査分の221カ所が追加され、合計で389カ所になりました。

 このうち、3月までに取り除かれたのは71カ所です。

 仙台市は、所有者に対して最大で18万円余りを助成する制度などを説明して、早急な除去を促しています。

 危険な塀の位置は、仙台市のホームページで公開されています。