仙台市交通局は、新型コロナの影響などにより経営が悪化していることから、ICカード乗車icsca(イクスカ)のポイントの付与率を下げるなど制度を見直すことになりました。

 icscaのポイント制度は、地下鉄や市バスの乗車回数と利用金額に応じてポイントが付与され、1ポイント1円で運賃の支払いに充てられるものです。

 2021年度はポイント分として約3億7000万円が付与されたということです。

 一方で、仙台市交通局はコロナ感染拡大前と比べて地下鉄とバスの利用者が2割ほど減少し、過去2年度分の減収額は地下鉄・バス事業合計で約100億円に上るほか、燃料費高騰の影響もあり経営が厳しくなっています。

 このため、現在の制度では負担が大きいとして、ポイントの付与率を下げるなど制度を見直して、収支を改善させることにしています。