参院選宮城選挙区の終盤の情勢についてです。朝日新聞社の情勢調査では自民党の現職、桜井充候補が安定した支持を得て抜け出しています。

 朝日新聞社では4日と5日、インターネット調査会社4社に委託し、各社の登録モニターのうち宮城県内の有権者を対象に調査しました。県内では1226人から有効回答を得ました。

 インターネットによる情勢調査と取材データを総合すると改選数1の宮城選挙区は、自民党の現職、桜井充候補が安定した支持を得ていて自民支持層の9割弱を押さえた上、公明支持層の大半を固めました。無党派層からも3割強の支持を得ています。

 立憲民主党の新人、小畑仁子候補は立憲支持層の9割弱をまとめました。無党派層では桜井候補をやや上回っていますが、支持の広がりが見られません。

 諸派の新人、ローレンス綾子候補は若年層の一部に浸透していますが苦戦しています。

 日本維新の会の新人、平井みどり候補は維新支持層の大半を固めましたが、伸び悩んでいます。

 NHK党の新人、中江友哉候補は厳しい戦いです。

 なお、調査時点で投票態度を明らかにしていない人が4割近くいて、今後、情勢が変わる可能性があります。

 朝日新聞社では県内の情勢調査の結果について、8日の紙面に掲載する予定です。