宮城県大崎市では、トラックが各地区を回る災害ごみの収集が始まりました。

 今回の大雨で発生した災害ごみについて、大崎市では住民自ら受け入れ施設に搬入することになっていますが、高齢者や車が水没した人など自力で運ぶことが困難な住民も多いことから、委託を受けた建設会社などのトラックによる収集が古川地域で始まりました。

 20日は、大江川の越水で床上浸水などの被害を受けた稲葉中地区など6地区12カ所で、被災した家具や家電などの災害ごみを回収しました。

 稲葉中地区行政区長富士原孝さん「この辺老人が多いものですから、なかなか自分で片づけるということもできないものですから。市の方からトラックが来て回収してもらうっていうことでちょっと安心している」

 トラックによる災害ごみの収集は、鹿島台地域では17日から行われているほか、その他の地域でも実施を検討しています。

 市では、8月末までにすべての災害ごみを回収したいとしています。