関西電力の風力発電計画を巡り、予定地の宮城県の川崎町に続き蔵王町も計画に反対する意見書を村井知事に提出しました。
蔵王町の村上英人町長は19日午後に県庁を訪れ、村井知事に意見書を手渡しました。 意見書には風力発電は蔵王の景勝地としての価値を著しく低下させる恐れがあることや、工事に伴う広大な森林の伐採で土砂災害のリスクが高まることなどが列挙されています。
その上で十分な調査と納得できる具体的な対策が講じられない限り、蔵王町としては計画に反対すると結んでいます。
村井知事は、8月に関西電力に提出する知事の意見書に蔵王町の意見を反映させる考えです。
また、村上町長は「環蔵王」6市町の緊急会合を8月5日に開くことを明らかにしました。
川崎町、蔵王町、白石市、七ヶ宿町、山形市と上山市が参加して、風力発電計画についての共同声明を探る考えです。