8月13日は盆の入りです。宮城県気仙沼市では朝早くから墓参りに訪れる人の姿が見られました。

 気仙沼市唐桑町の高台にある向ケ森共蔡墓地です。

 東日本大震災では津波の被害はありませんでしたが、強い揺れで約300基ある墓石の7割に倒壊やひび割れなどの被害が出ました。

 震災から12回目のお盆を迎えた13日、墓地では朝早くから、墓石を清め花や線香を供える姿が見られました。

 気仙沼市に住む男性「唐桑はまだまだ復興途中というかだいぶ道路なんかも立派になりましたけども、やっぱり亡くなった方もたくさんいますし、皆さんまだまだ頑張っている途中ですね」

 気仙沼市に住む女性「孫たちの成長とこれからの生活を見守ってもらいたいということですかね」

 訪れた人たちは墓前で静かに手を合わせ、亡くなった人をしのんでいました。