東北に初めて優勝旗がもたらされた歴史的な一戦に、宮城県内各地から熱い声援が送られました。

 阿部美里リポート「東北勢悲願の初優勝に向け、ここ仙台育英の校舎でも応援の準備が万全です。他の部活動の生徒や、系列の中学校の野球チームのメンバーの姿もあります。皆さん、お揃いのタオルや団扇を手に、一丸となって仙台からエールを送ります」

 仙台育英の宮城野校舎では、生徒ら約80人が育英に点数が入るたびに大きな拍手を送りました。

 阿部美里リポート「7回裏の攻撃。仙台育英。今回の甲子園で初のホームランが飛び出しました」

 そして、優勝が決まった瞬間。喜びを爆発させました。

 生徒「最後まで全員が勝とうとする気持ちが、見ている方にも伝わってきました」「グラウンドとかで練習する風景を見ているんですけど、ほんとに…(泣)」「宮城の誇りというか東北の誇りだなと思いました」

 仙台育英野球部のグラウンドがある多賀城市でも、市民ら約200人が熱い声援を送りました。

「優勝だなんて夢のようで。東北初ということで歴史的な快挙でもありますし、今後も育英は期待されると思うので今後も頑張ってほしいなと思います」

 仙台市青葉区の百貨店、藤崎前に設置されたテレビの前でも、買い物客やサラリーマンらが足を止め優勝の瞬間を待ちました。

 坪谷歩香記者「仙台育英の優勝が決まりました。商店街が盛り上がっています」

 市民「本当に感動をありがとうございます。ようやく白河の関を越えてくれたというので、この瞬間に立ち会えただけでも一生の思い出です」

 仙台駅前では新聞の号外が配られ、朝日新聞では1万5000部を準備しました。

 市民「感動して勇気を与えられて頑張ろうと思いました。とても勇気づけられました。ありがとうございました」「暑い夏を精いっぱい戦い抜いてくれて、東北に明るい話題を振りまいてくれてありがとうございました」

 社長が大の野球好きという仙台市青葉区の洋菓子店です。初優勝が決まった瞬間から、早速セールが始まりました。

 カズノリイケダ南町通り店小松未来店長「これをきっかけに地元の皆さんと一緒に、仙台を盛り上げていければと思っています」