生鮮カツオの水揚げが25年連続日本一の宮城県気仙沼市で、高校生が地元産のカツオを使った調理実習に挑戦しました。

 この調理実習は、気仙沼向洋高校が地元でとれる食材への理解を深めようと、調理専門学校の講師を招いて行いました。

 食品開発や製造についての知識や技術などを学ぶ産業経済科の3年生38人が、気仙沼港で水揚げされたカツオのさばき方などを学びました。

 生徒たちは、初めてさばくカツオの固い背骨に苦戦しながらも、3枚におろした後たたきや漬け丼を完成させました。

 生徒「臭みもなくておいしくてご飯にしっかりあってめっちゃうまいです。あまり経験できないことなんで、とても良い経験したなと思ってます」「全部の工程をやって、こんなに作るまでの工程が大変だと知って、これから食べるときにそのありがたさを感じて食べたいと思いました」

 気仙沼向洋高校では、今後も地元の食材を活かした調理実習を行い、地域の食文化を学んでいくことにしています。