秋の味覚についてです。宮城県最大の梨の産地、蔵王町で秋の味覚幸水の出荷が始まりました。
蔵王町の選果場には、町内21軒の農家で収穫された約4トンの幸水が運び込まれました。
色や大きさ甘さごとに選別され、一つ一つ丁寧に箱詰めされました。
選果場によります、収穫前の天候が良かったため張りがあり、品質の良い梨に仕上がったということです。
前年は霜の影響で出荷量が平年の50パーセントほどにとどまりましたが、被害もほとんどなく平年並みの約386トンの出荷を目指すということです。
蔵王地区なし部会齋藤秀俊部会長「かなりメリハリのある天気のおかげで、糖度のほうも十分ですし、水分のほうも十分ということで、かなりジューシーな梨に仕上がっています」
出荷作業は幸水が終わると、豊水やあきづきなどに変わり、10月いっぱいまで続くということです。
また、宮城県大崎市では、新米の等級検査が行われました。
検査したのは先週大崎市三本木で収穫された極早稲種の五百川、約6トンです。
JA古川の検査員が目視や器具を使って米の形やつや、水分量などを調べました。
7月の大雨と天候不順の影響が心配されましたが、検査の結果すべての新米が最も品質が良いとされる一等米と判定されました。
JA古川斉藤俊之検査員「粒の張りも良く形のそろった良い米だったと思います」
米農家斉藤作郎さん「皆さんにおいしいお米が出来たということのお墨付きであると思いますので、宮城の米をおいしく味わっていただければと思います」
29日に検査した新米は、県内の生協などで販売されます。