宮城県の大崎市と栗原市にまたがる六角牧場で計画されている風力発電について、事業者側が風車の数を減らす方針を示しました。
2日、大崎市鳴子温泉で開かれた住民説明会で、事業者側が示しました。
大崎市と栗原市にまたがる六角牧場では、札幌に本社のある企業、CSSなどが風力発電を計画しています。
風車の数は当初の計画では24基でしたが、その後20基に絞り込み、今回更に17基に減らす方針を示しました。
CSS竹内聖執行役員「景観の影響などを考えると、少しでも減らしたいということでですね」
この計画をめぐっては、大崎市の伊藤康志市長が9月の市議会で「住民の理解を得られているとは言えず、現行の事業計画は容認できない」と発言したこともあり、住民からは中止を求める声も出ました。
住民「もう(計画を)あきらめた方がいいんじゃないですか」
CSS担当者「そこで私ども、はいと言ってしまうと私も帰れなくなりますので」
CSSは今後、地元貢献策を示すなどして計画への理解を求めていく考えです。