2019年の台風19号で被害を受けた宮城県丸森町では、資材不足などで遅れる被災者の住宅再建について、2023年夏までに町営住宅や災害公営住宅を完成させる方針です。
丸森町では当初、被災者向けの町営住宅や災害公営住宅、合計160戸を2021年度中に建設する計画でした。
しかし、新型コロナや資材不足のため計画は遅れ、12日までに完成したのは20戸にとどまっています。
保科郷雄丸森町町長「町の復興が町民により身近に感じられるよう国や県とも連携し、各種事業の早期完了に向けて進めてまいりたいと存じます」
丸森町では、これまでに建設計画を2回見直していて、現在の計画では残りの140戸を2023年夏までに順次、完成させる方針です。
また、台風19号の豪雨被害で丸森町では道路や河川、農地など約2900カ所が被災しました。
このうち、町が担う工事の完了率は道路や橋は38%、河川で40%、農地では14%となっています。