若手の海上保安官が、海猿の通称で知られる潜水士を目指し選考会に挑みました。
潜水士は、高度な潜水技術を駆使して転覆した船に取り残された人の救出などを行うスペシャリストです。
選考会には、第二管区海上保安本部に所属する21歳から26歳の海上保安官11人が挑みました。
合格者は2人から3人という狭き門です。選考では水中で1分30秒間呼吸を停止したり、300メートルの自由形でスピードを競ったりしました。
釜石海上保安部小宮亜蓮さん「私は今回の選考会4回目でして、次こそはという気持ちで日ごろから自分の時間を使って切磋琢磨して、今度こそはという気持ちで臨みました」 合格者は、広島県呉市の海上保安大学校で約2カ月間、潜水士に必要な知識と技術を学びます。