宮城・南三陸町で正月飾りなどに使われるクロマツの栽培研修会が初めて開かれました。痩せた土地でも育ち高い収益が期待できるため、県は生産を拡大したい考えです。
県が主催した研修会には、県内の生産者や生産を検討する農家など35人が参加し、専用機械による収穫や、余分な葉を落として規格ごとに選別する作業が実演されました。
「今取ってる葉っぱが、前の年の葉っぱなんです。いらないので枝から上だけ残してもらいます。それがここでの仕事です」
生産者「自分の畑と比べてこれはこうすれば良いかなと勉強しているところです」
クロマツは、痩せた土地でも育ち栽培が比較的簡単なため、米や路地野菜より高い収益が期待できるということで、講師を務めた生産者もメリットを強調します。
南三陸PinePro後藤敏代表「作業そのものは難しくないです。自分は菊も栽培していますけど楽です。施設を使わない、コストもかからないというのがメリットだと思います」
県では今後もこうした研修会などを通じて、クロマツの生産者や生産面積を増やしていきたいとしています。