宮城県大崎市で江戸時代から栽培が続いていて、幻のサトイモと呼ばれる上伊場野里芋の収穫が最盛期を迎えています。カマンベールチーズのような食感だということです。

 大崎市三本木の上伊場野地区で伝統野菜の生産と販売に取り組む福田翔太さんは、4年前から広さ28アールの畑で上伊場野里芋を栽培しています。

 上伊場野里芋は、他の地域の土壌で同じように育たず生産量が少ないため、幻のサトイモと呼ばれています。

 福田翔太さん「きめが細かくて繊維質が少なく、ものすごくねっっとりしてます。私が例えて言うのですけど、カマンベールチーズをかんだような食感です」

 芽が出る6月に低温が続いたほか、7月の大雨で生育が心配されましたが、品質は良く前年とほぼ同じ約2トンの収穫を見込んでいます。

 収穫作業は10月いっぱい続き、地元の道の駅や大崎市内のスーパーで販売されます。