仙台市の市道で会社員の男性が車にひかれ死亡した事件で、ひき逃げなどの疑いで逮捕・送検された男性が、不起訴処分となりました。
不起訴処分となったのは、蔵王町遠刈田温泉のタクシー運転手の男性(74)です。
男性は10月22日午前1時ごろ、仙台市太白区富沢4丁目の市道で、近くに住む会社員の男性(25)を自家用車ではね、そのまま逃げた疑いで逮捕されていました。
会社員の男性は仙台市内の病院に搬送されましたが、出血性ショックのため死亡しました。
仙台地検は、逮捕・送検されたタクシー運転手の男性について、11日付で不起訴処分としました。
仙台地検は理由について「起訴して公訴を維持するに足りる十分な証拠を確保できなかった」としています。