災害時における離島のライフラインの復旧を想定した訓練が、宮城県塩釜市で行われました。

 第二管区海上保安本部は、災害時のライフラインの早期復旧を目指そうと東北電力、東北電力ネットワークと3月に協定を結びました。

 宮城県では今回が初めての合同訓練で、大雨や台風など自然災害によって離島で停電が起きた想定で行われました。

 協定では、災害時に東北電力の社員や資材・機材の輸送を海保の巡視艇が担うことになっていて、参加者は運び込みの手順やロープでの固定方法、位置の確認などを行いました。

 東北電力ネットワーク塩釜電力センター配電工事課高橋健吾課長「現場に行って電気を直す、点けるというのが我々の実力値です。

その現場に行くためには、やはり離島については、海のプロの方と連携を強化することが必要であります」

 宮城海上保安部では、今回の訓練で出た問題点を確認し今後も訓練を重ねたいとしています。