10月に宮城県多賀城市の高校生や保護団体が、絶滅危惧種シジュウカラガンの群れをかつての越冬地、七北田低地に復活させるプロジェクトを発足させました。7日、高校生らが大崎市の飛来地を訪れ観察会を実施しました。
シジュウカラガン復活プロジェクトは、仙台育英高校や日本雁を保護する会などが、かつての越冬地で仙台市と多賀城市に広がる七北田低地に群れを復活させようと取り組んでいます。
シジュウカラガンは、1935年頃までは七北田低地に数百羽が飛来して越冬していましたが、繁殖地の千島列島でのキツネの捕食により途絶えていました。
その後の繁殖活動により回復し、現在は大崎市の化女沼などに1万羽が飛来しています。
7日、仙台育英高校の生徒100人が化女沼を訪れ、保護する会の説明を受けながらシジュウカラガンを観察しました。
生徒「カリ(シジュウカラガン)が多賀城に戻って来て、もっともっと歴史のある町にしていきたいなと思います」
日本雁を保護する会呉地正行会長「成果についてもこちらとしても期待しているところだし、私たちとしても支援していきたいと思ってます」