物価高の影響で、年末年始の食卓を彩る食材にも値上げの波が押し寄せています。

 鈴木奏斗アナウンサー「こちらのスーパーでは、お正月に使う食材を集めたコーナーを設けています。お餅に凍み豆腐、豆、どれも必要な食材ですが全て高騰しているということです」

 仙台市若林区にあるこちらのスーパーでは、物価高の影響で例年と比べお雑煮などに使う凍み豆腐は1割ほど値上がりし、煮物などに使う花豆は2割ほど高くなっています。

 また、魚介類も高騰していて年末年始に人気のあるマグロやタイ、更におせちに欠かせない数の子も例年と比べ1割ほど値上がりしています。

 12月末には、正月の定番伊達巻きの販売も始まりますが、卵の高騰により2割ほど上がる見通しです。

 買い物客「(価格が高いが)お正月だから頑張るっていうのもあります。数の子は食べますね。でも高いからちょっとだけ」「諦めています。年末年始も同じですね。変わらず。特別なことはしないかなと思っていました

 一方、こちらの店では肉類の仕入れ値が1割から2割ほど上がっていますが、価格をほぼ据え置いています。

 小分けの販売からまとめ売りにすることで食品トレーの節約や包装の手間を減らし、仕入れ値の高騰を補っています。

 生鮮館むらぬし村主芳治店長「年末年始は家族と楽しく過ごしてほしいので、なるべく価格を抑えて売りますので、おいしい食事を楽しんでもらいたいと思います」