多くの官公庁や企業では、4日が仕事始めです。村井宮城県知事は2023年にかける思いを交流の交「交わる」という漢字で表しました。

 村井知事「引き続き新型コロナウイルス感染症への対応や、これからの人口減少社会を見据えた取り組みなど富県躍進に向けてやるべきことがたくさんございます」

 村井知事は年頭のあいさつで、幹部職員約250人を前にアフターコロナを見据えて観光客回復への備えなどを進め、地域の発展につなげていきたいと述べました。

 その後の記者会見で、2023年の宮城県政を表す漢字を聞かれると、村井知事は交流の交「交わる」という漢字を示しました。

 村井知事「私が心を込めて書きました。2023年の1字は交わる、という字。今、コロナ禍で大変な状況が続いておりますけれども、2023年はおそらくコロナも落ちついて多くの人がいろんな場所で交わる、交流を持てる、そういう年にしてまいりたい」

 2023年に力を入れる政策としては、新型コロナと物価高騰対策、震災復興の3つを大きな柱にするとしました。

 懸案となっている仙台医療圏の4病院再編については、次のように述べました。

 村井知事「病院の再編、これも2023年度中に一定の方向性が出れば、それに向けて住民の理解を得られるようなことをしていかなくてはいけない」

 仙台市の郡市長は年頭の記者会見を開き、1年を表す一文字として出発や発信の「発」にしたいと述べました。

 郡市長この1年の抱負を一文字で表すとすれば「発」の字を当てたいと思いました。仙台を次のステージに進めるための新たな一歩を踏み出す、出発の年にしたいと考えています」

 郡市長は、4月から始まる全国都市緑化フェアや5月にG7科学技術大臣会合が市内で開催されることから、仙台の魅力を「発信」する1年にしたいと抱負を述べました。

 郡市長「様々な意味で次に出発をする年であるし、しかも仙台で様々なイベントが行われますけれども、これは世界に日本中に発信をするいい機会になると思いまして、この発という字を迷いなく一文字を選ばせていただきました」