遠方から帰省して出席する人が多い宮城県気仙沼市の成人式をめぐっては、新型コロナや物価高騰を受けある変化が起きています。

 藤仙小野寺優子店長「例年よりも前撮りをしないで、当日写真撮影をするという方が倍ぐらいに増えました」

 気仙沼市にあるこちらの貸衣装店では、これまで多くの新成人が式が行われる前の年に振袖を着て写真撮影をする前撮りを行っていましたが、2023年は大幅に減ったということです。

 一方で、例年10人程度だった当日撮影の予約は6日までに22人と2倍以上に増えているということです。

 気仙沼市の成人式は例年、市外から帰省して出席する人が多いため、小野寺さんは新型コロナや物価高騰が影響しているのではないかと見ています。

 藤仙小野寺優子店長「(コロナ禍で)帰省を控えたり、あるいは節約、交通費にしても着付け代にしても節約したいという思いですとか、価値観の変化を強く感じております」

 店の担当者は、式典当日は時間に余裕が無い中での作業になるので、可能であれば事前に撮影していただければと話していました。