10年に1度レベルの非常に強い寒波が日本列島に迫っています。宮城県でも24日から冷え込みが強まる見込みで、水道管や路面の凍結などへの注意が必要です。
雪が降りしきる気仙沼港です。宮城県は23日も各地で冷え込み、気仙沼でマイナス5.8℃など2地点で今季の最低気温を記録しました。
カキの処理をしている人たちも、寒さに耐えながらの作業です。
「手がかじかむくらい冷たくなりますね。風の冷たさと外気の冷たさが一緒になるとすごい寒い」「10年に一度の寒波だという話を聞いていましたので、どういう風にしのごうかなと思ってます」
仙台管区気象台によりますと、24日から更に冬型の気圧配置が強まり、宮城県の上空にはマイナス42℃以下のこの冬一番の強い寒気が流れ込む見込みです。
気温は24日の午後から一段と下がる見通しで、25日の予想最低気温は、仙台でマイナス7℃、古川でマイナス8℃などとなっています。
仙台市宮城野区のホームセンターでは、寒さに備え買い物に訪れる人が増えています。 22日までにかなりの台数が売れたのは電気を使わない反射式の石油ストーブ。取材中にも買いに来た人がいました。
「オール電化なので、停電になったりした時に備えておいた方がいいかなと思って買いに来ました。食料品や水も多めに買ったりしてはいたけど、無くなったらいけないかなって思ってストーブも」
松本龍アナウンサー「寒波に備えて売れているのは除雪グッズではなく融雪剤。中でも5キロや10キロの家庭で使いきれる量の物が売れているそうです」
車のガラスに張った氷を融かすスプレーも在庫がほとんどなく、部屋の窓や隙間から熱が逃げるのを防ぐパネルも残りわずかです。
ダイシン幸町店副店長三野宮有里さん「プラスチックの段ボールみたいな感じで薄い板ですけど、スポンジ状のちょと厚めのものもありましたし、大きさも何段階かあったんですけどもうわずかになってますね」
こちらの店では、お目当ての品が無くても代用できるものなどをアドバイスするので相談してほしいと話しています。