東日本大震災をテーマにした小説「荒地の家族」で芥川賞を受賞した作家の佐藤厚志さんが、地元仙台市で21日午後5時半から記者会見を開いています。
佐藤厚志さん「最初に店に戻って同僚に報告したんですけど、同僚から温かい拍手で迎えられ改めて期待に応えられて良かったと思いました。できるだけ早く元の日常に戻って日々の仕事をこなしていけばいいと思っています」
佐藤厚志さんは仙台市出身の40歳で、東北学院大学を卒業し丸善仙台アエル店に勤務しながら小説を書いてきました。
21日の会見も通い慣れたアエルで開かれています。
芥川賞を受賞した「荒地の家族」は東日本大震災で仕事道具をすべて失い、その後、病気で妻を亡くした造園業の男性が、元の生活を取り戻そうと奮闘する姿を描いた作品です。